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2011年7月22日金曜日

アパート探しはカフカの世界?

帰国してから、友達の持っている本当に狭いとワンルームに住んでいる。日本で言えば、多分6畳程があるけど、押し入れなどなんの設備もないので、より狭いってことになる。。。一応、トイレとシャワーがあるから、有り難いけど。そして、エレベーター無い日本式の7階にあって、猫ちゃんの餌や砂などを買って帰るとね。。。どちらにしてもパリに着いたときに今払っている家賃異常なお金払えなかったから友達が貸してくれてラッキーだったけど、現在状況が変わってて、もうちょっと良いアパートの家賃払えるから、数ヶ月前からアパートを探している。
しかし、まずは私女優なので勿論正式社員ではないから、問題が始まるのだ。フランスで、アンテルミタン・デュ・スペクタクルとい制度があります。それは、仕事をしない日つまりギャランの無い日には、失業保険が出るという制度だ。当たり前に、その保険を貰うため、いくつかの条件がありますね。
まずは、多くの不動産屋さん又はアパートのオーナーは、失業者だと思って、アパートを見せてくれないのだ。
みせてくれるときは、私の場合その保険と一月の収入を合わせても、目指してる家賃の三倍にならないので、保証人も必要です。
それはそれで良いんですが、例えば、私保証人二人もいて、銀行も保証してくれるのに。。。まだお断りなの。
一人の保証人は、同棲していて、相手の家に住んでいるので家の持ち主でもなく、家を借りるための契約も勿論ないので、下宿して、いつでも追い出される可能性もあると思われて、保証人としては認めてもらえないの。
銀行の保証って、不動産屋さんによって、受けたり受けなかったりするの。理由は「問題があった場合には複雑だから」。それか、昨日言われた理由は「アパートのオーナーは自分で家賃の保険をかけてるから、法律の面では借りる方から保証人も、銀行の保証も受けては行けないのだから」と。
私、銀行の積立金が少しあるから、そのお金で例えば半年分を前払いにすればとまでも言ったが、それも法律批判だそうです。お金が有っても出させてくれない。。。

じゃぁ、どうしてるの、皆?
周りに訊いてみたら、大体収入が低くても割と良いところに住んでいる友達は皆偽物の収入証明書を知り合いの会社に作ってもらってるの。
ヘェ!じゃぁ、この国では、嘘をつけるしかないのか?
その友達は、皆自分の本当の収入だったら「あの人危ないよ、家賃払わない可能性が高すぎるから貸さない」と不動産屋さんが思うけど、皆嘘をつけて鍵を貰って、それはいけないこ事にしても、皆ちゃんと家賃を払ってるから、長年。。。自分が住み易いところに住み続けるには、レストランに行かないとか、ヴァカンスに出ないとか、新しい服をあまり買わないとか。。。それは、自分のお金を何に使うかという問題ですね。選択なのね。勿論、皆子供無しの独身達だ。家族がいればまた違うと思うけど。。。

でも今日、昔の日本人の友達からの電話があって、今度日本に帰る(もう一人?!!皆帰国するんだ?寂しくなるわ。。。)から、その明日そのアパートを見に行く予定だ。旨くいけば、多分私はアパートの件が解決するかも。


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